- 2025年09月08日
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上質のジビエBBQと「かぶとむし」の時間
8MATOのある八ヶ岳南麓・標高1000mでも大雨が降りました。ただ、風はほとんどなく、ひたすら雨が降っていました。そんな雨に濡れる8MATOの緑の中にアオハダの赤い実が彩りを添えています。

大雨の中の森に浮かぶテラスは、昼までも気温が21度までしか上がりません。「まあ大丈夫だろう」と、半袖と短パンで仕事をしていましたが、流石に着替えをとりに家に戻りました(笑)。

そんな、大雨の後の台風一過、一気に空気が入れ替わりました。青く透き通った八ヶ岳ブルーの空、風もドライで、ヒンヤリした風が森を駆け抜けます。今朝も15度まで気温が下がり、涼しさを越えて寒いくらいです。

そんな8MATOで、この週末は、特別なイベントがありました。
山祇ジビエ×8MATOのBBQの饗宴です。「ジビエ」というと、野生臭、固い肉という先入観をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな常識をたたきのめしてくれるのが「山祇(やまつみ)ジビエ」です。
罠で獲った鹿や猪を生きたままその場で血抜きし、加工場で丁寧に加工する。固くもなく、臭くもなく、これまで頂いた様々な肉類の中でも絶品の美味しさです。それを8MATOの囲炉裏小屋「かぶとむし」で焼ながら、美味しく頂きました。

「鹿肉には、焚き火が一番です。炭と違って炎に適度な湿気があって、赤みの鹿肉がパサつかず良い具合に焼けるんですよ。」
山祇ジビエの田邉さんが、そんな話をしてくれました。

この日は、そんな鹿肉の他に猪のスペアリブ、鹿肉と猪脂を使ったソーセージ、鹿のすじ肉とキノコを使った汁物を用意していただき、どれも美味しく頂きました。肉だけではなく、地元で採れた白茄子やオクラ、かぼちゃもご用意頂き、それを丁度良い具合に焼くところまで面倒を見ていただきました。焦げを削り取りながら頂く普段のBBQとは違う、ちょっと上質なBBQを堪能しました。

お肉には、少しだけ塩で下味が付いているのですが、それが実に塩梅よく、肉の旨味が口の中に広がります。キワモノ感のあったジビエとは、まるで違うお肉でした。お肉の旨味をこれほどまでにしっかりと楽しめるBBQなんて、はじめででした。

田邉さんは、猟師でもあり、料理人でもあります。ただ焼くだけではなく、ジビエを使った様々な料理も作るそうです。森でとれた食材と和食の会席料理なども振る舞われるとのこと。これは、8MATOのイベントでぜひ、やってもらおうと言うことになりました。こちらは、乞うご期待。


今回のジビエBBQは、「山祇ジビエ」のお肉を堪能しつつ、8MATOとのコラボレーションをみんなで一緒になって考えることが、目的でした。
先に紹介した「ジビエ懐石」もそうですが、「"いただきます"の大切さを大人も子供も一緒になって考えるイベント」を開くことにもなりました。コンビニやスーパーで、お金を出せばいつでも食べ物を手に入れられる時代です。電子レンジでチンすれば暖かい食べ物を頂けます。しかし、そんな恩恵を受けられる背景には、様々な人たちに、多くの手間や苦労をかけていることを、身をもって体験し、"いただきます"という言葉に込められた意味を感じ、考えてもらおうというイベントです。
具体的な内容はこれからですが、森に入って罠にかかった動物を食肉に加工する過程を見学し、囲炉裏で火をおこす、その日を使って自分たちで料理し、自分たちで作った箸や皿で食べるなんてことができれば良いですねと、大いに盛り上がりました。これ、近々やります!

8MATOを建ててまもなく3年になります。そのおかげで多くの人たちと出会うことができました。トレラーハウスやハーブガーデンを作れば、またそこに新しい出逢いが生まれました。そして、囲炉裏小屋「かぶとむし」もまた、新しい出逢いの機会となりました。

さあ、これからどんな出逢いが生まれるのでしょうか。どんな世界が広がるのでしょう。楽しみはつきません。

