焚き火を囲んでのワーケーション ベジカフェもバージョンアップ中
台風直撃(?)の金曜日、八ヶ岳南麓の8MATOは、霧に包まれた穏やかな朝でした。一瞬と言ってもいいくらいのわずかな時間に、強い風と激しい雨がありましたが、それ以外はとても静かで、風もありません。
このあたりでは、このようなことはよくあります。太平洋側の沿岸を北上する低気圧や台風は、南アルプスの山々や富士山、丹沢山系に阻まれて、こちらまでやってくることは、先ずありません。やってきても、勢いが衰えてしまいます。
また、冬も北からの湿った季節風は、上信越の山々や八ヶ岳北麓に雪を降らせ、乾いた冷たい空気を運んできます。雪下ろしが必要なほどの積雪はなく、降っても晴天率が高く日照時間が日本有数の土地でもあり、あっという間に溶けてしまいます。移住者が増えているのも、そんな住みよさがあるからなんでしょうね。
もちろん、最近そうなったわけではありません。だからこそ、縄文時代から沢山人が住み、その頃の遺跡も数多く発掘されています。昔から、住み心地が良かったのだと思います。
さて、話は戻しますが、金曜日は、なかなか気温が上がりませんでした。そんな寒い日に、二人は東京、もうお二人はなんと福岡から、ワーケーションに来てくれました。みんな、しっかり着込んでお仕事です。
それでも寒いので、森に浮かぶオープンデッキで焚き火をして、暖を採りながらの作業です。備え付けの大型ディスプレイを使う人、オンライでのプレゼンテーションのために、テレワークブースを使う人、15インチのサブディスプレイを持ってきて作業をする人など、8MATOの設備をフル活用してくれました。ありがたいことです。
ランチを食べた後、森の散歩の森の散歩でリフレッシュして、飲み放題のコーヒーものみなから、夕方まで使っていただきました。ランチもコーヒーもしっかりこだわっています。ランチは地元野菜をふんだんに使い、化学調味料を使わずに料理していますし、コーヒーは、アイスもホットも特別に焙煎したものを使っています。「このコーヒー、美味しいですね」なんて言われると、ニヤリとします。
さて、翌日は台風一過の爽やかな天気でした。関東沿岸では、雨が残り、線状降水帯で被害が出たところもあったようですが、八ヶ岳南麓は、とても穏やかな秋晴れになりました。あまりに気持ちよく、仕事にならないという、8MATO最大の欠陥を露呈することとなってしまいました。
まあ、そんな日は、のんびりと本でも読めばいいのです。私は、新しい書籍の構想を練ったり、新しい研修教材のイメージを考えたりしていました。ディスプレイには向かわずにひたすらノートに鉛筆で書き殴ります。そんなアナログな知的戦いを繰り返し、「これいいんじゃないかなぁ」にたどり着くと、パソコンを開いて描き出します。
8MATOの心地よさは、パターン化された知的力仕事を集中して行うには、賑やかすぎます。賑やかと言っても人が多くてうるさいという意味ではなく、鳥や蝉の声、木々がこすれ合う音、動物の鳴き声が、1/fの揺らぎで満ちあふれているということです。森を駆け上がる風や木々の放つ精気もまた心地いいのですが、1/fの自然の騒がしさもまた心地よく、企画をたてる、アイデアを生みだす、そのためのディスカッションをするには、うってつけと言えるかもしれません。
ところで、最近のランチは、私が知らないうちにどんどんとバーションアップして、「秋の新作メニュー」も登場してしまいました。
- 7種類の種と雑穀パンで作った、なすとトマトのサンドイッチプレート
- 黒千石(豆)のご飯を載せたお野菜たっぷりブレート
- 天使のような豆乳と天草のプリン
- まるでキャラメルのようなブロンド・ブラウニー など
「はぁ?」って思いませんか?我らが8MATOのスタッフに料理研究家がいまして、どんどんと新しいメニューを作ってくれます。毎日というわけではなく、火曜日、水曜日、木曜日限定(時々、土曜日)なんですが、こんなメニューも楽しめます。これらは全て、無農薬、無肥料、全て自然の土の力で育てたお野菜を取り寄せて使っています。最近はランチだけで訪れる皆さんも多いのですが、ワーキングプレイスとしてお使いの方には、少しお安く召し上がって頂けます。
いやぁ、ますます仕事に打ち込めないじゃないですかというご批判、甘んじて承ります。
季節はだいぶ秋めいてきました。台風が秋の風を運んできてくれたことは、間違えないですね。是非、仕事にも、心にも、お腹にも、8MATOを堪能してください。
日々の暮らしは?買物、病院、学校は?気になることを八ヶ岳暮らしの人に聞いてみよう!
- 日時:2023年10月7日(土) 10:00〜12:00(Q&Aを含む)
- 会場:8MATO & オンライン
- 内容:「失敗しない八ヶ岳移住。まずはここから始めよう」
- なんて素敵な八ヶ岳暮らし!でも注意すべき点も
- 後悔する失敗移住の「あるある」
- 後悔しない八ヶ岳暮らしのために
- 八ヶ岳移住者対談「ここがツラいよ!八ヶ岳暮らし」
- モデレーター:合同会社TMR代表 玉利裕重(たまさん)
- 対談登壇者:八ヶ岳移住者(調整中)