寒いのに美味しく元気な八ヶ岳
もう3月だというのに、今年の八ヶ岳南麓は、寒さが続いています。昨年12月には、なかなか寒くならない冬を「どうなっているんだ!」と文句を言い、いままた「どうなっているんだ!」と文句を言っています。ただ、このような気候の乱れを生みだしているのは、人間様なのですから、天に向かって唾を吐くようなことかも知れません。
ただ、寒さが続いているからこそ、お山はきれいです。赤岳と権現岳は雪のおかげでコントラストがはっきりとしていて、雲と空との境目を際立たせています。去年は春が早かったので、山には、こんな沢山の雪はなく、このような景色を拝むことはできませんでした。文句を言いつつも自然の美しさに感動するとは、なんとも矛盾していますね。
そんな寒さが続く3月9日(土)に清里で開催されたシェフズバルに行ってみました。地元のシェフ達が一堂に会して、自慢の料理を提供してくれました。八ヶ岳は山や森といった自然の美しさはご承知の通りですが、美味しい食堂やレストランも沢山あります。そこのシェフたちが集まっているわけですから、美味しいことは間違えありません。私も、煮込み料理や鹿肉のステーキなどを堪能しました。
しかし、寒かったなぁ!陽が落ちると氷点下5度、そんなこともあろうかとヒートテック・極暖とミートテックの二枚重ねで望みましたが、やっぱり寒かったですね。
そんなところにこれだけの沢山の人たちが集まって来ました。集まっているのは地元の人たちだけではありません。愛知や東京、中には北海道という人もいました。寒いので焚き火のまわりに人が集まり、なんとなくおしゃべりしだして、楽しい賑わいが拡がりました。寒いことには変わりありませんが、こういう出会いを楽しめるのは、この寒さゆえかも知れません。
8MATOでは今年のシーズンに向けて、いろいろと準備を始めています。そんな取り組みの1つとして、森に浮かぶオープンデッキでワイガヤと料理を自分でつくりながら会話を楽しむオープンキッチンを始めようと思っています。そのためには、どんな機材が必要だろうかと、実際に設置してイメージを膨らませました。
イベント、研修、宿泊もこれから大幅にバージョンアップする予定で、いろいろと画策しています。そんな今年の8MATOも楽しみにしてください。
冬の8MATOの窓越し広がる森も、まもなく新緑の季節を迎えます。