薪の危機! 何とか乗り越えました
今朝は、氷点下6度!今年一番の冷え込みになりました。薪ストーブの暖かさが、とても嬉しい季節です。
もちろん、温度が上がるという意味での「暖かさ」もあるのですが、立ち上る炎の揺らめきを目で見る「暖かさ」もまた格別です。春の陽だまりのような「暖かさ」たと、よく言われますが、柔らかく身体を温めてくれます。
もちろん燃料は、「薪」なわけですが、その準備は、大変です。もちろん、購入もできるのですが、毎日使うとなると1シーズンに2トン程度は必要となり、金額もバカになりません。幸い、8MATOでは施設を作るときに伐採した木が、相当量あるので、それを薪にするつもりです。ただ、それが使えるようになるのは、来シーズ以降の話しです。
8MATOで伐採したのは小楢が多いのですが、一般的には、乾燥に1〜2年はかかります。8MATOのある八ヶ岳南麓は、とても乾燥しているのと、ここの木を切り出したのが、秋から冬の季節だったこともあり、木に含まれている含水量が少ないこともあって、雨がかからないようにしておけば、1年もかかりません。
そんなわけで、来シーズン以降の備えのために3棟の薪置き場を建て、乾燥することにしました。前後2列、2階建てにしています。大量に、そして効率よく乾燥できるだけではなく、使うときにブロックごとに消費できるようにと考慮しています。
そんな薪置き場が、できあがったのはいいのですが、あとが大変です。割った薪を運んで積み上げてゆかなければなりません。薪が勝手に自分で移動してくれればいいのですが、そういうわけにはいきません。つくづく、サーリーちゃんが友達だったらなぁと思いました。
しかたながないので、とにかく運びました。幸いにも、近所に住んでいるレスリング・元インターハイ東京代表選手の若者にバイトを依頼。手分けして、これまで割った薪を積み上げました。
本当に助かりました。人間ユンボ、一家に一人、こういう人が居てくれたら有り難いなぁとつくづく思いました。ありがとう、カッちゃん!
しかし、これで終わったわけではありません。まだ、大量の玉割した丸太が残っています。こいつもやっつけなければならないし、乾燥させるための積み上げ作業も必要です。薪との戦いは、まだまだ続きます。
ただ、これは来シーズン以降の薪です。今シーズンの「乾燥させた直ぐに使える薪」は、どうしても調達しなければなりません。以前ブログでも書きましたが、昨年までの楢枯れ被害の影響で、薪用の原木が調達できず、今年の薪が極端に不足し、なかなか手に入らない状況です。
いろいろと奔走して、それもなんとか調達できました。ご近所の陶芸家が自分の登り窯のために用意した薪があり、余裕あるので譲ってもいいよとおっしゃっていただきました。昨日は、その薪70束を軽トラに積んで8MATOに運び、それを積み上げる作業も行いました。
これもまた、なかなかの重労働でした。しかも雪が舞い始め、その中での作業です。身体を動かしているので寒くはありませんでしたが、いい感じに疲れました。節々が痛いです。夜の風呂上がりのビールが、とても美味しく感じました。
まあ、そんなわけで、いろいろな懸案のひとつである「薪の危機」は、何とか切り抜けることができ、ちょっと安心しています。
さて、そんな薪に明け暮れていた週末の雪降る8MATOにブロガー仲間の林雅之さんが、遊びに来てくれました。
自宅のある高崎から佐久平まで北陸新幹線で行き、そこで小海線に乗り換えて甲斐小泉へ、そこから40分かけて、テクテクと歩いて来てくれました。
いやぁ、びっくりしたなぁ!薪小屋での作業をしていたとき、突然、キャップを被ったオジさんが、散歩よろしく現れたわけで、最初は誰か分かりませんでした(笑)。
お土産に彼の近著を持ってきてくれました。私の近著と交換のサイン会を開催!8MATOの本棚に納めさせていただきました。ありがとございました。